鹿島とのプレシーズンマッチを観た感想で「不安から期待へ」って書いたけど、
今日の試合は正にその期待がしっかり結果に表れた試合だったね。
長谷部監督が試合前インタビューで答えていた「連動、一体感」というキーワードのとおり
前線のバイアーノ(で良いのかな)と岸本が前線からプレスを始めると、
両サイドの黒川、木村もそれに反応して動き、
さらには下がってボールを受けに来た山形ボランチにも白井、小島が詰めに行っていく。
その連動性は観ていて気持ちが良かった。
攻撃でも新戦力が躍動。岸本、黒川の東京五輪世代は本当に才能を感じる。
岸本は1対1の仕掛けで相手を何度も交していた。今日は2アシスト(+PK獲得)。
黒川は足元の技術が素晴らしいし、守備もセンスがあって上手く引っかける引っかける。
今日はバイアーノのキープ力と前への推進力も目立った。
それに刺激を受けた宮本も、途中投入されて気合入ってプレーを見せてくれた。
試合後のデータが面白くて、支配率は38%とかなり低い数値なのに、
プレ―エリアはアタッキングゾーンの数値が高いという結果。
それだけ、山形にボールを持たせながらも相手陣内深くまで押しやれていたということ。
とにかく今日は悪い点が見当たらないくらい良い試合でした。
第1節だけと「今シーズンベストゲーム候補!」と言いたくなってしまうくらい。
【選手寸評】
松井(5.5) 安定感。ただ前半にあわや失点に繋がるミスキックがあった。
細川(5.5) 高い守備ラインを保ちながら安定感あるプレー。
福井(6.0) しっかり力強さを見せていた。2点目に繋がるボールも供給。
浜崎(5.5) 攻撃ではそこまで効果的ではなかったけど、苦手の守備を頑張っていた印象。
田向(6.0) 左サイドもバッチリできるじゃん。
小島からのスルーパスで抜け出たシーンは惜しかった。
小島(5.5) 試合を落ち着かせるプレーが光る。一つ一つのパスに意味を感じる。
ただ、致命的になりうるミスパスも何本かあったので注意。
白井(6.5) 相手MFへのプレスの掛け方や、攻撃時の動き出し、パス供給など、バッチリ。
好調な水戸を支えるのは白井かも。
黒川(6.5) 得点シーンはゴール前にしっかり走り込んで素晴らしい。
攻撃はもちろん今日は守備での貢献も目立った。
木村(6.0) フリーキックから1点目のチャンスメイク。
しっかり繋げる木村がいるとチームに安定感が出るね。
岸本(6.5) 2アシストの活躍。終盤のフリーで打ったシュートは決めてほしかったので
今後の期待も込めて-0.5。
バイアーノ(6.5) しっかりボールを収められ、力強いドリブルで持ち込むこともできる。
守備でも効果的な追い込みをしていて良かった。